食器棚の外寸

食器棚の適正サイズ

食器棚を計るコンベックス

奥行き

キッチン用の家具の中でも食器棚は奥行きに慎重にならなければなりません。 そこに収まるか、置けるかどうかだけではなく扉を開閉することも考えて、通路の幅とも相談しながら余裕を持たせたサイズの奥行きで選びましょう。 設置することはできるけど扉を全開にしたら対面に置かれている物にぶつかってしまう、では少し狭すぎるようですし、効率よく夕飯の準備をするにはいささか不便でしょう。 小さめの扉だから開閉は問題なくできるよ、というタイプを選んだとしても、本体の奥行きがあまりにありすぎると通路の幅が狭まり、やはり昼食の準備をするのに不便さを感じることになってしまいます。 設置できるか、扉や引き出しを機能させるスペースはあるかだけでなく、そこで作業する余裕が充分に残されているかも考えて奥行きを決定しましょう。 その際の留意点としてひとりで作業するのか、ふたりあるいは5人などの大人数で作業する機会もあるのか、ということも考えておきましょう。 複数人が頻繁に立ち入るのなら通路も広めに確保しておかないと、ぶつかったり擦れてしまいます(作業者の体形も考慮しましょう)。

食器棚の横幅

ストフィットさせようとするならよく考えなければなりません。 すでに左右に何がくるのか決まっているのならその間に設置される食器棚の横幅は、最適なサイズというのはほぼ決まってしまいます。 そのあたりがおおまかにしか決まっていないのなら両隣に置かれたものがどれくらいの場所をとりそうか、多少ずらしても問題なさそうか、といったことを踏まえて食器棚の幅にもいくらかの幅を持たせることができます。 やっかいなのは「このサイズぴったりでなければダメ、1センチでもオーバーすると入らないし小さいと隙間が出来てしまう」というケースでしょう。 食器棚のスペースの両隣がとうの昔に固定されているようだと、横幅の都合で食器棚選びの選択肢は一気に狭まります。 しっかりとサイズを計測して無駄の無いキッチン創りのため、ピッタリ収まる横幅の食器棚の中から選ぶことになるでしょう。

食器棚の高さ

奥行きや横幅に比べると食器棚の高さはわりと融通がきくので、あまり深刻に悩むことはないと皆さんが安心するように言って差し上げましょう。 天井ぴったりの高さを求める人だとそうはいきませんが、キッチンの天井の高さが上限でそれよりも低い分はそんなに気にしない、と考えている人がほとんどです。 つまり250センチ以上の高さの食器棚だと困るけど150センチ~250センチまでの範囲ならどれでもいいよ、そんな人がほとんどのはずです。 天井までの隙間にはなにかを収納できますので、めったに使われないものを箱にでも詰めてポンと置いておくなどそれぞれ活用しているようです。 子供の手の届かない場所にお菓子を隠すこともできますし3年に1回しか使わないお鍋をしまっておくこともできるので、天井までの隙間は無駄なスペースになるわけではなく別の使い道がきっと探せばあるはずなのです。 なので無理してギリギリの高さの食器棚をみつける必要はなく、選択の幅は広いので他の条件を優先することができるのです。